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こたろうさんのブログ

父ちゃんとGP2の奮闘記 evolution series3









BKP130フルコンプリート爆誕ヽ(´ー`)ノ

あ~いヽ(´ー`)ノ

みなさんどうもこんにちは!

こたろうですm(__)m


今日は私がメインで愛用している筒「BKP130OTAW」の改造(決して「改良」とは言わない)が一応の終了をみましたので、まとめとして記事を書きたいと思いますヽ(´ー`)ノ


もう数年前・・・まだ迷人会も無く私は「星見KING氏」と二人「どうしたら天体写真というのが撮れるのだ・・・」って状態のころです。

当時45EDしか写真用の筒は無く「もっと大きく対象を撮りたい(・∀・)」って事で毎日望遠鏡の情報を集めていました。最初はビクセンやSkywatcherの小型カセグレンやマクストフ系の高倍率を探していたんですが、ある時ヤフオクで当時まだ発売間もない「BKP130OTAW」14000円で出ているのを見つかました。

口径130mmF5の純ニュートンヽ(´ー`)ノ

愛機GP君に乗るのか?私に使えるのか?不安はあったものの迷う暇もなく「ポチ!」っとしたのです。

そして、私の手元にやってきたその「哀れな筒」はその後、みなさんがご存知の通り「改造手術」を繰り返され今に至っているわけです。。。。(ノД;)ヽ(´Д`; )


ほぼ純正パーツやメーカー製の部品で組み立てられている45EDとは違い、BKPの改造には、ヤスリ・ドリル・金ノコ・段ボールに100均商品などのDIYが必要です(笑)

そして彼は文字通り「切り刻まれていった・・・」わけですつД`)


そして2021年春(・∀・)b

ついに私は最後の不満点を改良すべく、迷人会工房の工場長に電話しますよ・・・


「あ~もしもし!」

「はいはい・・・こんどはなんですか?」

「かくかくしかじか・・で、こんなの作って( ;^ω^)ちょwwww」

「いや~・・それは・・・(-_-)」

「じゃ!」

「ぷーぷーぷー・・・」


らくがきのような寸法表と一緒に発注したのは

「BKP130用Wスパイダーヽ(´ー`)ノ」

ご存知通りBKPの「極薄スパイダー」はほとんど光軸調整時に「ねじってしまってる!」事が多いですつД`)

反射望遠鏡特有のスパイダーによる光条ですが、スパイダーの形状や状態により大きく変化します。

幅が広ければある一定の星の周りが「四角く」なります。また厚みが一定で角の形状がシャープに切り立っていないと「鋭い光条」は期待できません。

極薄スパイダーがねじれを起こしていたり、左右・上下で直線を保っていなければ「光条は割れ」ます(´;ω;`)b

そうした現象を防ぐため「スパイダーマスク」でゆがんだり、ひねってしまったスパイダーを隠すわけです。

かく言う私も、自作からはじまり、納得がいかず友人の「さすらいさんからデーターをもらって2mm厚のアクリル板から「レーザーカッター」で幅3mmのマスクを作成。一応の解決は見てたんですが・・・幅3mmってのはイプ130と同じです。あれも「四角い星」現象が出るわけですが・・

そうなったら、もっと鋭く・シャープな光条をBKPで出したくなるのは「親心」ってもんです(笑)

今回のW仕様にはそういう長年の思いもあったんですよ・・

ただ、本当に期待していたのはそれではなくて、


1 光軸調整でどんなに「押ネジ」を触ってもびくともしない(ねじれたりしない!)

2 細くシャープな光条!

3 星が四角くならない・なりにくい。


この順での効果を期待しての事でした。


その間も工場長とのやり取りは続きます・・・


「こたさん・・これ細かすぎるよ・・・つД`)」

「がんばれ!」

「ネジだけで32本・・・」

「がんばれ!」

「タップ立てるのに肉厚が・・・」

「平行を保つ精度が・・・」

「そもそも、そんな短いネジの規格自体が・・・」

「調整代が無さ過ぎて・・・」

「とにかく、がんばれ!」⇦ここ鬼です(笑)

「じゃ!」

「ぷーぷーぷー・・・」


そもそもBKP130は、主鏡130mm。斜鏡短径45mm。しかも筒の内径がかなり狭いので・・・

「中央台座は45mm円に納め、筒内径側パーツは10mm以内に納める・・・」

ってのは結構細かく、8mm角高さ20mmの角柱にネジ穴5か所って事になるんです。

中央台座は「押ネジ3本・引きネジ用テーパー形状穴・裏面スプリング用座繰り穴・スパイダー取付用ネジ穴16か所・・・(-_-)」

で、数か月ののち・・・工場長から送られてきました・・・ヽ(´ー`)ノ

R0010764.jpg

中央台座は裏を向いていますが・・・(塗装風景です!)

これに四隅のパーツが四個・・・構造上ノーマルではスパイダーからボルトが出ていて、筒側から専用のナットで固定するのですがそれが出来ないため、筒側からボルトで固定・・・形状を純正にあわせてこのネジもすべて「ワンオフ品」ですヽ(´ー`)ノ

脱脂後・ミッチャクロン2回・本塗装2回です・・・(・∀・)b

S__42901540.jpg

羽根の塗装の様子!一部に切り欠きが見えるでしょ!これが外側の筒先方向です。

なぜかというと「トップリングが嵌るための逃がし加工」です。

こういうところは現物合わせでないとわからないんですよね・・・(´;ω;`)

S__43032597.jpg

塗装が乾いたら専用の「組み立て用テンプレート」にのせて慎重に水平垂直平行を出しながらネジ止めで組み立てていきますよヽ(゚∀゚)ノ

これが結構邪魔くさい・・・何度もやり直し・・・きれいに塗った塗装が一部落ちて「タッチペン」で修正です・・・。゚(゚´Д`゚)゚。

R0010768.jpg

ピント合ってませんが・・・塗装後の中央台座です・・鬼ほどネジ穴があるですよ・・(笑)

でもこの部品は直径45mmの円内に収まる大きさです。。。


さて、ここまでくれば後は組み付けなんですが。。。せっかくばらしたので「ドロチューブの調整」もやっておきます。

BKPはよくできていて、接眼体が2分割できます。そのパーツでドロチューブのスケアリング調整ができるようになっていますヽ(´ー`)ノ

ただ、位置はおかしいです(笑)ピントノブを台座毎撤去しないと、押引きネジにはアクセスできません。ですのでこの調整は「ドロチューブを手で押し付けながら」って、ややハードルの高い調整になります。私のBKPはドロチューブの正反対側にセンターの目印穴が開いていますから、まだターゲットはつかみやすいですが(・∀・)b

今回久しぶりにやってみて、引きネジが妙に短く、皿頭の六角レンチって不安でしたので、ここのボルトも打ち直しましたヽ(´ー`)ノ

S__43032607.jpg

位置により全部ネジ穴の深さが違うため、ナットで調整しています。さすがにこれまで個々にネジを切って作る気力が・・・・・(ノД;)ヽ(´Д`; )


ということで、スパイダーを組付け、センター出しヽ(´ー`)ノ

最後は光軸を合わせて完了です。

目に見えない精度や誤差は「実写」で確かめるしかありませんが、出来ることは今はここまで!!

S__43032601.jpg

ということで、迷人会こたろう魔改造仕様・・・

「BKP130OTAW(コンプリート仕様プロトタイプ)爆誕ヽ(´ー`)ノ」

デス!!

では、仕様を箇条書きにしていきます(・∀・)b


主鏡セル迷光防止蓋(プラ製)

主鏡セル迷光防止目張り(パーマセルテープ)

主鏡マスク(硬質発砲塩ビ)

主鏡乾燥空気吐出ニップル(ニードル付き)

筒内迷光防止挿入型バッフル(紙製18枚)

斜鏡乾燥空気吐出ニップル(ニードル付き)

斜鏡セルセンターネジボルト化

斜鏡調整用押ネジクランピングボルト化

斜鏡セル回転用ワッシャー(30mmt1自作品)

専用Wスパイダー(迷人会工房ワンオフ品)

ドロチューブセンター出し用ホール

ドロチューブ切断&塗装

2インチ保持ネジ3点止め加工

接眼スケアリング調整押ネジ打ち直し

自作フラットナーレデューサー(クローズアップNo4)

無段精密2インチ挿入バレル(アイピース延長筒仕様)

アリガタ交換延長(コスモ工房製)

トップブリッジ(自作)

トップブリッジ用キャリングハンドル(自作)

乾燥空気一括デリバリー用コック2か所及び配管(6mm黒シリコン)

配線固定用フック(各所)

専用段ボールフード(自作品)

段ボールフード用フラット画像取得用拡散板(刺繍枠自作品)

上記拡散板用フラット光源(LEDトレース板+LEENDフィルター)


現状使用条件


APS-Cまで(それ以上はMPCC以上のコマコレ等が必要です。)

カメラ重量500gまで(6D・810A等イオス二桁などのカメラ冷却等接眼部やクレイフォード不安)


特に接眼部の弱さが気になるんですけど、私はEOS kissx7なので何とか大丈夫です。

フルサイズ用のコマコレですが、純正またはそれに準じる構造のものはNGです。ゴーストが出ます。上記の通りMPCCmarkⅢやそれ以上と思われるものの使用をお勧めします(・∀・) (それでも出ることは多々ありますが・・・( *`Д')凸)

カメラが重量級の場合、その対応として接眼部の取り換え台座を考えてあります。

汎用の丈夫な接眼体をくっつけるアダプターです。これはまだ試作にまでも至っておりませんが・・(笑)

ひとまず私のBKPプロト0はこれでほぼ出来上がりのようですヽ(´ー`)ノ

(たぶん、また何か弄るんでしょうが・・・(笑))


注意 このような改造はメーカ保証は効かなくなります。また最悪は故障・破壊の原因にもなります。必ず自己責任で行ってください。


追記 前回の記事で調整したレーザーコリメーターですが、今回喜び勇んでさっそく使ってみたところ、少し狂っておりました・・・あの時はクルクル回しても大丈夫だったんですが・・・

内部に柔らかいパーツでもあるんですかね?謎は深まるばかりです・・・(笑)


それではみなさん! まったねぇ~ヽ(´ー`)ノ

  1. 2021/04/29(木) 14:53:42|
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レーザーコリメーターのお話(´・ω・`)

あ~いヽ(´ー`)ノ

みなさんこんちは‼ こたろうですm(__)m


本日は久々の機材ネタとしてレーザーコリメーターのお話をしたいと思います(*゚ー゚)


反射鏡筒使いならば一家に1個はあるであろう「レーザーコリメーター」(笑)

レーザーの反射を確認するだけで「ざっくり!」反射望遠鏡の光軸が合わせられるアイテムですが、実は主要な望遠鏡メーカーからは販売されていません。

ほとんどのユーザーはAmazon等から入手されていると思います。


かく言うわたくし、光軸調整は「コリメーションアイピース」で行い、レーザーは最終の確認時のみ使用するのでそれほどのユーザーでもないのですが。。。。

最近「修理調整」を依頼されたんです。同じものを所有しているので、引き受けたのですがこれがまた・・・(-_-)やっかいなシロモノ・・・(構造・・・)


「うん!これは記事にしておこう!!」


って思ったんです(・∀・)b


さて。

問題のブツはこれですね(・∀・)b

レーザーコリメーター

誰しもがご存知の「アレ!!」です(笑)

で、この中身なんですが実は

「どうやって組み立てたん???」

って構造をしています。ちょっと絵を描いたのでご覧いただきましょうヽ(´ー`)ノ

レーザーコリメーター構造

簡単に説明しますと

1 レーザーユニットはバッテリー&スイッチモジュールと+-のリード線で繋がっている

2 その間に3点のイモネジが付いた樹脂製のドーナッツリングがある。

3 バッテリー&スイッチモジュールはねじ込みで部品の押さえも兼ねている。

4 組み立て時、ドーナッツリングとレーザーモジュールはリード線のねじり効果で筐体の中を空回りする

5 レーザーユニットは前側をOリングで支えられている。


てな、具合です(笑)

したがって、組み立て時・分解時リード線が「ねじ切れる」って楽しい現象が起こってしまいます。

まして、3点のイモネジは筐体にある3か所のネジ穴から「見えねば」なりません。。。

好きなように空回りされても困るんです・・・・

つまり、ドーナッツリングは回らずその上下「レーザーモジュールとスイッチモジュールが2本のリード線だけでつながった状態でねじ込まれて行かねばならぬ!」って非常に理解に苦しむ組み立てをしなければなりません。いったいどうやって安定した製造工程を確立しているのでしょうか(笑)


ですので、実際お預かりしたものも「分解時にリード線がねじ切れる・・・」災難に遭遇しておりました・・・つД`)


実際の組み立てですが、

1 リングからイモネジをすべて取り外す。

(つけたままでは事故につながります)

2 パーツを組み込み、筐体イモネジ穴から何かを差し込み3点のネジ穴を固定。

3 ゆっくり慎重にレーザー&スイッチ部が「一緒に回転するよう!」ねじ込んでいく。

4 最後にイモネジを取り付け、光軸を合わす。

って、アクロバティックな組み立て作業が必要です(`・д・´)b


ちなみに、この3点のイモネジは「二度と触らないように」「二度と分解できないよう」黒のコーキング材のようなもので「封印」されています(笑)

ところが、このレーザーコリメーターご存知の方も多いですが「まず光軸は出ていない!」ものがほとんどです・・・(;Д;)

本来治具であるはずのものが傾いているなどありえませんが、これが現実・・・

当然「センター出し」をしたい気持ちになります(笑)

構造上は前をOリングで支えられた後方3点のファインダーと同じ構造です。

ですので、調整は「コーキング材を撤去」さえできれば可能です。


で、私は10畳・8畳の座敷を「端から端」まで使って調整します。


1 縁側のガラスに白いポチシールを貼る。

(白はレーザーをよく反射してくれます。)

2 レーザーコリメーター外周にマスキングテープを貼り、0度・180度の位置をマーク

3 微動が効く雲台に仮筒を乗せ、レーザーコリメーターを固定。白ポチに合わす

4 レーザーコリメーターを180度回して白ポチからずれた位置をマーク

5 3点ネジで白ポチとズレ位置の直線距離の半分の位置まで移動。

6 白ポチに雲台の微動で移動。

7 再度レーザーコリメーターを180度回してズレを確認。

以上3から7を繰り返し180度回しても白ポチからずれなくなるまで繰り返す。


要は極軸望遠鏡のレチクルのセンター出しと同じです。

ただ、反射の斜鏡調整時のようにネジを触ると撓んで移動量がわかりずらい。

ちなみにBORG使いの私のところにはパーツがいっぱいあるので、ここで言う「仮筒」(レンズのない鏡筒)を使い、雲台の代わりにKenkoのNEWKDS経緯台を使います。

S__42024971.jpg

レンズは入っていませんヽ(´ー`)ノ

このようなものでも「触るだけでずれます」ネジなんて締めこもうものなら、元の位置など分かりません。ですのでレーザーコリメーター側も改造します。

S__41910319.jpg

ライトセーバーではありません(笑)

M4イモネジをキャップボルト(15mm)に交換し手で回せるようにしたものです。

ただ、これでも個体差によって、、、、中に詰められたコーキングのせいなのか、ネジを回してもポイントが動かない個体もありました。ポイントは「ネジの頭を丸めておく!」もしくは「クランピングボルト」を使うことです。それでも調整が効かない個体もあるかもしれません。


ともかく、修理でお預かりしたものと、私個人のは調整が終了し「クルクル回してもポイントはズレない!」とこまでは追い込めたわけですヽ(´ー`)ノ


分解して戻せなくなった方や、分解して調整しようと思っている方が居られれば参考までにと記事に書き起こした次第です。

みなさん!!

くれぐれも「分解はしてはいけません!!」

元に戻せなくなります(笑)


注意 個人で分解や改造したものはメーカー保証は効かなくなります。

また、赤色であってもレーザーが直接目に入ったりすることは失明の危険があります。

よって、この記事のようにご自分でやられる場合はあくまで自己責任でお願いします。

レーザーを使用する際は目を保護するサングラス等の着用をお勧めします。


  1. 2021/04/19(月) 14:19:18|
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乾燥空気送風装置の件

みなさんこんにちはヽ(´ー`)ノ

こたろうですm(__)m


本日はまだ11月分の遠征記事がもう1件残ってるんですが、先に気になったことに関してお話をしたいと思います。

先日迷人会工房にて作成販売しておりました乾燥空気送風システム「朝まで完走君」がヤフオクに出品されておりました。(現在は生産完了)

これはこれで別に問題ないのですが、非常に高額で落札となったようです。それだけ評価されたと同時に「そこまで出しても必要」と感じるユーザーがいるというのもわかりました。

元々迷人会工房は「自作できるのはわかっているが、工作・自作は苦手」っていう全国の「星仲間」に向けて、自分たちが思いついたもので有用なパーツをお届けしよう(・∀・)って立ち上げた経緯があります。

また、ブログをお書きになったり、長くこの趣味を楽しまれているベテランの方々にはそういませんが、SNSなどで拝見しておりますと「曇った・結露した!」って書き込みを散見します。いったん結露したものはその水分で微粒子的なものが付着し、次回からそれを核に結露が水滴化しやすくなります。当然埃が付着しやすくもなります。つまり「一度も結露したことなない乾いた面はそうでないものより結露しにくい!」って事です。まあ、考えれば当たり前のことですが。。。

残念ながら「朝まで完走君」の再販の予定がつかないため、私のほうで乾燥空気送風機の仕組みや原理についてまとめた記事をアップしておこうと思った次第です。

以降、ベテランさん等の達人には当たり前の事柄ですので内容に関してはご容赦くださいm(__)m

あくまで私の意見です。


必要性に関して。

撮影にレンズ・鏡が用いられ、基本気温が下がる夜間の撮影を余儀なくされる天体撮影に於いては、それらの結露対策は重要です。

特に風が少ない立地である内陸盆地、周囲を森林に囲まれた山の中での撮影はその危険度が多いと思われます。かつてはその防止策として「温める」という意味で「ハクキンカイロ」やヒーター等自作・または野外使用可能な「ドライヤー」という方法が使われていました。

ありがたいことに、現在では各メーカーから「結露防止用ヒーター」が各種安価にラインナップされており昔に比べるとお手軽になったと思います。

外気温よりほんの少しだけ暖かければ、まず結露はしないので屈折系のレンズを使う望遠鏡やカメラレンズにはおすすめの方法です。

しかし、鏡を使うニュートン系等反射式の場合、中のものを温める必要性があり筒内気流って点からも、トラス式のもの以外の「筒」を持つ反射鏡筒にはベストなものとは言えません。

そこで皆さんがよく使っているのが「筒内に乾燥した空気を充填し湿気を遮る」という方法です。

ポンプにより乾燥材を経由した乾いた空気を筒内部に充満させるわけです。

これを俗に「乾燥空気方式」と呼んでいることが多いですね。


仕組み。

非常に単純な仕組みです。

容器に入った乾燥材を通過した空気をポンプをつかって鏡筒等に送るだけです。

したがって

シリカゲルが入った容器(シリカゲルチャンバーと呼称)

ポンプ(水生生物飼育用エアーポンプ含む)

エアーチューブ類

これらが主な構成部品ですね。


ポンプについて。

ポンプ大別

上の表はよく使われるポンプの一覧です。

どれも仕組みは同じでゴムで出来た逆流弁付きのポンプ本体(袋みたいなものです)を押す事で空気や水を押し出します。

金魚用ブクブクはAC100V駆動が多く電磁石でポンプ本体を駆動します。

携帯用ブクブクの場合は乾電池モーターを動かし駆動させます。

医療用ポンプとは患者さんの携帯用呼吸器に使われる簡易ポンプで主だったものはDC12V駆動が多いです。一つだけ違う点があり、医療用は吸う側と出す側両方のジョイントがあるのに対し、ブクブクには吐出用のジョイント部しかありません。ではどこから空気を吸うかというと、本体の裏側に丸いフェルトが埋め込まれた部分があり、そこから吸っています。つまり「本体から空気を吸っている」って事です。ここ次の項でポイントになるので覚えててくださいね。吐出量に関しては20cmクラスなら最低2.5Lは必要かな?って個人的には思います。


空気の流れについて。

ponnpu図

それらの機材を接続する方法として上記の図が主だった方法になるかと思います。

本体から空気を吸う「ブクブク」の場合は主に「図1」のつなぎ方をされる方も多いと思います。

ただ、これ少し問題があります。これですとポンプがシリカゲルチャンバーに「空気を押し込む」形になります。これはポンプを駆動させているモーター等に非常に負担になりそれらの寿命を縮めてしまう可能性があるのです。(もともと抵抗を考えてはいないため・逆流防止弁にも負担)

ですので医療用の場合は吸い口・吐出口がそれぞれありますから「乾燥した空気を吸いだす」「図2」の方法がベターです。

ブクブクは本体から空気を吸いますから同じようにするには「本体をシリカゲルチャンバーの中に設置」って方法になり、装置自体が大型化してしまいます。ただし「そうそう長時間・年間動かす」ものではないため寿命差がどうかと言われると微妙ではあります・・・・


シリカゲルチャンバーの形状。

チャンバー構造

上の図はシリカゲルチャンバーの仕組みです。

100均などの容器を使うときはボトル等を流用することが多いです。

吸う・押し出すどちらにせよ空気は「シリカゲルの層を大きく通過させる必要」があります。

ボトルの場合内部にチューブを入れシリカゲルの微塵を吸い出さないようにストーンなどを付けて、シリカゲルの中を空気が通過する工夫が必要です。

対して「ストレート型」のチャンバーの場合は両端に口がありますから押しても引いても空気はシリカゲル内部を通過せざるを得ない構造になります。ただ見てお分かりの通りストレートはチャンバーの全長が長くなります。


電源について。

野外で使うものですので、当然そのことも考えないといけません。電池式ブクブクは乾電池で動かせますが、正直あまり長い時間は持ちません。毎回遠征のため乾電池を交換はコストが悪いです。

またAC100Vの場合AC電源が必要です。大パワーなのでいいのですがDC-ACコンバーター(インバーター)を使用するとエネルギーのロスが大きいです。お持ちの電源に余裕がある場合は良いですが、ブクブク自体も大型が多いのもネックになります。

医療用ポンプは元々赤道儀等に多く使うDC12Vが主流なのでそのまま電源が使えます。中にはモバイルバッテリーで動かすようにしている方もいますね。この場合「昇圧コンバーター」が別に必要です。

ただリチウムイオンのモバイルバッテリーは3.8Vですから仮に「10000mA」と書かれていても12Vに昇圧する場合は注意が必要です。

3.8V10000mA(10A)=38Wです。

38W=12V3.17A(3170mA)しかありません。

昇圧時のロスも考慮すると心もとないですね。

私は小型のバイク用シールドバッテリー(12V 9A)を専用品として使用しています。


まとめ。

さて、じゃあ理想は?って事になりますと、医療用ポンプ+ストレート型って事になりますかね。

無論形状が長くなる等のデメリットはあります。

でもチャンバーに余計な内部構造物を入れる必要が無い。赤道儀と同じ電源が使える。って考えたら私はそれがベターかな?って思っています。

電源が潤沢、または大容量の吐出量が必要ってなれば、そう言ってるわけにもいかない現実もあります。あくまでも私個人の考えです。


そう難しい工作ではありません。パーツの単価もそう高いものではありません。

この年末お時間ある方でチャレンジしてみたい入門者さんは自作してみてはいかがでしょうか?

  1. 2020/11/30(月) 15:49:06|
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父ちゃんとGP2のドタバタ遠征記ヽ(´ー`)ノ タコ坊主Σ(゚Д゚;エーッ!

あ~いヽ(´ー`)ノ

もう霜月ですよ・・・ GPドス( *゚∀゚)=3


今日のドタバタ遠征記で10月分のご報告は終わりとなりますm(__)m

この日はご存知の通り、平日ではあったものの同業者さん含め10人以上でにぎやかになった、標高1000mの山の上(笑)

危惧してた提督さんのフィルターホイールも回り、久しぶりに「のんびりとした」撮影条件になったんですよね(・∀・)b


ぼくもいつも通りだし、結構早い時間から快晴になって最初にもお話した通り「結構な数の流星」が飛んでおりました・・・・ヽ(´ー`)ノ

まあ、40個ほども見てあれだけシャッター切って写ったのはこの「尻切れトンボ」のみ・・・(-_-)

DSCF0377-1700px.jpg

FUJIFILM X-M1 FUJINON XF18mm F2.0

ISO 200 F2.8 120秒


星空を眺めるべく父ちゃんはお椅子に浅く腰かけて、首をそらして天頂付近を眺めていました。。。。

白鳥座もすでに天頂より西に位置しています・・・・と・・・・・

デネブの当たりから「すーっ」っと流れ星が入って来たのに気づいた父ちゃん・・すかさず声を上げます。

「あっ! 飛んだ!!!」

普通ならこれで終わるところですが・・・・

その流れ星、細く鋭い尾を引きながら東の空に移動していきますよ・・・・・

「あっ!飛んだ・・・・飛んだ飛んだ飛んだ飛んだ飛んだ飛んだ飛んだ飛んだ飛んだ飛んだ・・・」

なんと、天頂より西からスタートした流星は途中「痕」をまといながら、何度も明滅し真東方面に、あわや「八経ヶ岳に落ちるのか!」って瞬間消えました。。角度にして約100°・・・(・Д・ノ)ノ

父ちゃんの声を聞いてから空を見上げた全員が間に合ったほどです。

ちなみにこの日は前半に火球が多くて合計四つ見れましたよヽ(゚∀゚)ノ


さて、その日ご一緒したメンバーの中の一人、父ちゃんの友人のみっさん・・・

みっさんと言えば、現場でいつも同じ会話が繰り広げられることで有名?です・・・(笑)


「なに撮ってるの?」

「アレイ!」

「どうしたの?」

「DECのガイドがね・・・・・」


ところが、BKP250をASIairで安定したNJPに載せるようになってずいぶん余裕が出来たのか、この日は長い間父ちゃんと椅子を並べて流星を見ていました。。。

知り合ったのが12歳くらい・・・もう41年以上の付き合いです(笑)

そして、今も同じ趣味で一緒に出掛けてます(笑)

一緒には出掛けますが、これほど長い時間一緒に空を眺めるのは中学校の天体観測会以来かもしれません。。。

みっさんは40年経っても大きく見た目は変わりません。。多少お肌に張りがなくなったのと、お腹が出たこと・・(笑) それに白髪がいっぱいになったことです。たぶん昔のみっさんを知ってる人なら今のみっさんを見ても違和感はありませんよ(´・ω・`)ノシ

でも、父ちゃんは違います。。。昔の知り合いならまず100%気付いてはもらえないです・・。゚(゚´Д`゚)゚。

人気漫画の「ワンパンマン」の主人公サイタマ氏は、激しい修行の末「気が付いてたら毛根死滅してた・・」らしいですが、、、、、(笑)

父ちゃんの場合・・・|∀・)ジー


普通の脳みそで難しい事考える。

   ⇩

CPUフリーズ。

   ⇩

CPUオーバークロック。

   ⇩

CPU爆熱オーバーヒート。

   ⇩

放熱面積を稼ぐため「毛根死滅」。


って事になったんですね(笑)

で、なんでこういう話かというと。。。

ぼくの撮影した第3対象と関係があるんですヽ(´ー`)ノ⇦振りがながい・・・


では、ご覧くだちゃい(・∀・)


「淡いの忘れてたよ・・(-_-)タコの湯気!」

タコ湯気デジ現6-1750px

2020-10-21

Skywatcher BKP130OTAW(改)+自作補正レンズ+HEUIBⅡ

VIXEN GP2赤道儀(こたチューン)

Canon EOS kiss X7(レス改)

ISO1600 5分×31枚

奈良県 五條市 大塔

父ちゃんはこれ「クラゲ星雲」とは呼ばないです・・「タコ」です・・・迷人会ではそう呼ばれます。

父ちゃんにとってのクラゲとは「ミズクラゲ」状の生物で、頭の丸いのはあくまで「タコ」なんですよね(笑)

で、忘れてたんです(-_-) 淡いの・・・・

ご存知かと思いますが、ここ撮影するとタコの頭のうねうねの筋だけ・・写るんですよね(・∀・)b

ゴリゴリするとこのように「タコの頭から吹きあがるかのごとき湯気」が現れるんですが、実際そのタコ頭の輝度差は尋常ではないです・・(-_-)

とうぜん湯気を出そうと思うと、頭のフィラメントは大変なことになります。

バランスよく両方活かすのは難しい対象の一つですよ・・・星雲にも輝度マスクをかけなければならない対象です。

「じゃあ、なんでこんなとこ撮ったの?」って言われそうですが。。。

「そのメインのタコ」も頭だけだし・・・(-_-)

そう!

「星の並びがかわいらしい・・💛

ただそれだけです(笑)

父ちゃんの頭の中では、星雲の上や周囲に「キラリン°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°」と輝く画像が思い描かれていたんでしょうね・・・・1つだけ父ちゃんが忘れていたのは・・・

「デジカメだと思いのほかノッペリする・・・(-_-)」

って事だけです・・⇦ここ重要(笑)


「父ちゃん11月はメジャー撮ろうね(-_-)b」


さあ!寒くなる11月

果して父ちゃんは出れるのか!

それとも「猫ブログ」に戻るのか・・・(笑)


乞うご期待デスヽ(´ー`)ノ


  1. 2020/11/04(水) 15:03:26|
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父ちゃんとGP2のドタバタ遠征記ヽ(´ー`)ノ しょぼかった・・・

あ~いヽ(´ー`)ノ

満月期には晴ればかり・・・GPデス(*´Д`)


本日は前回同様10月遠征の第2回となりますよぉ~


この日迷人会以外の方々も多数お越しになってたのは前回もお話したとおりですが・・・・

朝、メンバーですったもんだ話している合間にご連絡が入ったタカsiさん・・・

父ちゃんが長い事遠征していないので、お会いするのは久しぶりと「わざわざ危険を冒してまでm(__)m」やってきてくれました(〃∀〃)


DSCF0333-1500px.jpg

もはや多数同時展開の代名詞(笑)

ただ、噂程大変そうではなくて決まったパターンで「モクモクと手順通りに組み上げていく!」って感じですね(・∀・)b

トレードマークの「すべてツイン!」は今日は出さないようです(笑)

ご本人曰く「疲れるんですよ~(;Д;)」とのこと・・・・

「そのうち赤猫1本になるかもしれません・・・」

って言ってましたよ(・∀・)

まだ初めて2年・・・すさみでお会いしたときのことが昨日のようですが、素晴らしい作品を次々上げておられますね 彼は天才です。。。ヽ(´ー`)ノ

そして、もうお一方・・・父ちゃんとは4年ぶりかな・・・

誰でもご存知「光軸と言えば和歌山。和歌山と言えば光軸。」黄色い筒に群がるカブトムシ筆頭、じょじおさんことサキヤマさん(・∀・)b


崎山さん1500px

すいません・・日暮れで暗くてブレちゃいました・・・(笑)

ε200と改造ジルバの2台体制ですヽ(´ー`)ノ


さてさて、組み立て終わり極軸を合わせPC等の起動。そこから第1対象への導入、撮像開始までは個々人戦争状態です(-_-) 当然お二人も撮像が始まり一息つくまでは気が抜けないわけです・・・

当然そこは迷人会の面々も同じこと!モクモクと準備なわけですが・・・

前回の第1対象が撮影終わり、第2対象をスタートさせた頃、迷人会の「おかん」・・・じゃない・・「おでん屋TSUBAKI」のマスターからお声がかかります。


「ほらほらみんな~・・・おでんできたよ~(・∀・)」


前述のカブトムシではないですが、わらわらアリの集まるがごとく迷人会の面々・・・

おでん屋の赤ちょうちん前を通って「のれん」をくぐります・・・・・

ちなみにおすすめは「迷人会SPセット300えん!!」ヽ(´ー`)ノ

おでん種各種・〆のうどん・ノンアルコールビールのセットです(・∀・)b

アツアツのおでんを頬張りながらふと正面、近畿最高峰「八経ヶ岳」を見ますと・・・・


上るオリオン1800px

Fujifilm X-M1  XF18mm F2.0 ISO200  2分×4枚


はやくも冬のど定番たちが駆け足で夜空へ上ってきますよ(*゚∀゚*)

冬はもう言っている間にやってきますね!


そして「マスター」どっかにお電話しています・・・


「あ~もしもし!?」

「おでんできたから食べにおいで~」

「じゃ!!」

「ぷーぷーぷー・・・」


しばらくするとヘリポートから300円を握りしめ、タカsiさん・サキヤマさんがわらわら・・・・

「樹液に群がるカブトムシ」

のようにやってきます。

暖かいおでんを十分堪能していただけたかと思いますが、お替りしてくださったところをみるとおいしかったんでしょうヽ(´ー`)ノ

ちなみに、おでん種の出た後にぶち込む「〆のうどん」はもはや絶品デスヽ(´ー`)ノ


さあ、ぼくの第2対象ですが・・・・

普通はここだけ撮らんシリーズです・・・(笑)

ではご覧くだちゃい(・∀・)b


「M35とNGC2158案外地味だった(-_-)」

M35デジ現5-1800px

2020-10-21

Skywatcher BKP130OTAW(改)+自作補正レンズ+HEUIBⅡ

VIXEN GP2赤道儀(こたチューン)

Canon EOS kiss X7(レス改)

ISO1600 5分×13枚

奈良県 五條市 大塔


ふたご座の足元、クラゲ星雲の上側に浮かぶ散開星団ですね。

もっとカラフルかと思ったんですが、案外地味でした(笑)

隣のNGC2158が面白くて「金色」しています。たまにありますよね(・∀・)b

M8のあたりとか、クリスマスツリーの北側とか、金色のツブツブの星団・・・

こいつは散開星団って言うより「球状星団っぽい」ですが、M35との色の対比が面白いです。

そのまた右の隅っこのほうにも散開星団っぽいのがありますが、これがNGC2157ではないかなと思います(´・д・`)


45EDで撮るとクラゲ星雲も一網打尽で写るのですが・・・・

そこは、アホな父ちゃんだから・・・・(=゚ω゚)ノ

やっぱり大きめの星が青黄色って数個は並んでいないと絵にならんですよ・・( ;´д`)トホホ…

事前にもっとよく調べないといけませんね・・・


さて、次回最後の対象で紹介ですが・・・・

「いや・・・そこは・・・」 ⇦今回そんなんばっかりか・・・(# ゚Д゚)プンスコ


乞うご期待デースヽ(´ー`)ノ


  1. 2020/10/29(木) 15:49:10|
  2. 機材など
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