みなさん、こんばんわ・・・
ついにネタ切れしたこたろうデス(-_-)
さて今日は「日本の夏

」について少しお話をしてみたいかなって思います。
実はこたろう、学生時代は「比較文化論」なるものを専攻しておりました。
ひらたく言うと「民俗学」な訳デス。
公に認められた「記紀」より地方に残る「文化・伝承」にこそ、本来の真実があると考える。が持論な訳ですが。。。
今回はあんまりそれとは関係がない「日常」の「へぇ~」をお伝えします。
さて、こたろうの星以外の趣味としては「原種ユリ」の栽培があるのですが・・
世界中のユリのほとんどの原種が日本の自生ユリとは知られていませんね。
かのカサブランカは日本の山百合の子孫だったりします(・∀・)b
梅雨入り前にさく「ササユリ」ヽ(´ー`)ノ
これは関東には有りません。
そして梅雨明けに合わせたように咲くヤマユリ。
これは岡山以西には分布が無いはずです。
また、遺伝子三倍体のため種子が出来ず、むかごで増える「オニユリ」
こちらはなじみが深いでしょうかね。
これがすべて自生種。つまり雑草な訳デス・・(-_-)
こちら「近畿」では奈良県・和歌山県を境に「ササユリ・ヤマユリ」が同時に見れる場所デス。
十数年まえ「自生種(雑草)でなぜこれくらい華やかな・・・

」と思った私は、
「種」から発芽に2年・開花に7年というこの種を栽培しています。
今年は共に12年目を迎えかなりの花が咲いており良い香りが漂います。
これらの花のおかげで、「梅雨入り・梅雨明け」を知るこたろうデス。
さて、今日はそうした地域性のある話題から、「ウゴウゴ」を取り上げます。
みなさん!これが何か知っていますか?
この子は残念ながら7年過ごした地中から「寝坊」して出てきたため、直射日光に当たり絶命してしまったようですが・・・
これを皆さん何と呼ぶでしょう?
「セミの幼虫」ですか??
私が住む泉州地域の限られた山間部・南紀の一部・奈良県天理市辺りではこれを
「ウゴウゴ」と呼びます。
また、北関東・南東北では「ノコノコ」とも言うそうです。
一般に知られている所では、トンボの幼虫は「ヤゴ」と呼ばれますよね!
蝶の幼虫は「芋虫」蛾など毛のあるものは「毛虫」と呼ばれますが・・・
おおよそのセミの幼虫は「セミの幼虫」と呼ばれているようです。
大阪市内の高校に通った私は「ウゴウゴ」でずいぶん笑われたものデス。
つまり同じ大阪でも「通じない」ってことなんです・・・(-_-)」
泉州南部の限られた地域では「おごろ」とも言われますが・・・
モグラ・ヒミズ・オケラ・セミの幼虫。。。地中に住むもの全てを「おごろ」と
呼ぶため、話がややこしくなりますね( ノ゚Д゚)
私はこれが、みなさんの地域でなんと呼ばれているかに「天文以上の」興味があるんですよ・・・(*/∀\*)
なんて呼びますか?
またもう一つ「旨味無い・・」これをなんと読みますかね?
7月17日追記
「旨味無い」ですが、「もみない」と読みます。または「もむない」とも発音します。
今でも吉野山間の神社では「国栖奏」という神様にお供えものをする習慣があるのですが、その中に「生きた赤ガエル」があります。
これは古い書物で「煮た赤ガエルは非常に美味で、これをモミと言う。」と書かれています。つまり、とっても美味しいものは「モミなるもの」美味しくないものは「モミなきもの」となり、美味しくない=「モミ無い」。これが時代や地域差で「もむない」となったみたいです。
なので、旨味無い=もみない=おいしくない・不味い。という事ですね。
私はウシガエル以外は食べた事がありませんが、カエルはたしかに美味いはずです。
まして、大昔の山間部では貴重な食材だったんでしょうね。(・∀・)b